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SRT.6-報告5

3日。
いよいよ「柚原さんタカノさん柴さん、ようこそ!」ツアーの最終日。
2日連続のメインイベントが無事に終わり、みんな表情がホッとしていた気がします。

みなさんが仙台に向けて飛び立つ飛行機の時間は夜7時過ぎだったので、この日は広島をご案内することにして、ゆっくり原爆資料館を見学に行きました。

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資料館に入ったのは、何年ぶりだろうか。
子供のころに感じたとんでもない恐怖と、でもそれだけではなく、今回あらためていろいろ勉強になりました。
よくもまあ、あんなものを、人が暮らす街の真ん中に落としたもんだ。
その後、その原子力を使ってお湯沸かして電気をつくるなんて正気じゃないよ。
人類は、核が怖いんだ。とんでもなく怖いんだ。だから、手放せないし、それをコントロールしようとする。それはどんどんエスカレートして、核を持ってるんだぞ!強いんだぞ!先に使ったらこっちも使うぞ!いや、先に使うかもしれないぞ!核だぞ!核を持ってるんだぞ!と、不毛な争いを続けながら、その裏で、経済を操ろうとして、放射能を垂れ流し、貧困を生み、その貧困を叩きつぶし、そしてまた、新たな貧困をつくり、、、繰り返す。
人類は、核をコントロールできていますか?
核が、人類をコントロールしているんだ。
(ムヒカさんの言葉みたいだ。笑)
とんでもない悪魔を生み出し、その悪魔と契約しちまったんだよね。

状況は急には変わらないだろうさ。

けど、核無き世界を夢みていこう。それを夢見る自由を奪われてなるものか。

柚原さんもタカノさんも柴さんも、資料館ですごくじっくりと真剣に見学されていました。
とくに、放射線の影響について展示してあるコーナーでのタカノさんの真剣な横顔が忘れられません。

さて、それからちょっと一休みして、
近所のギターショップに立ち寄ったりして、(笑)、

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みんなで郵便局に行って、柚原さん達は託された募金を速やかに全額MLIMMに送金。
1円たりとも、皆さんのお気持ちを無駄にしないというオーラが漂っておりました。

その時点で、もう2時くらいになっていて、(笑)、腹減ったよねーー、

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ということで、広島名物のお好み焼き!

それから、

広島市の土砂災害があった場所にご案内しました(といっても、結構広範囲なんで、わりとよく報道で取り上げられた場所へ。ちなみに、アビエルトもこの災害で土砂が流れ込んできました)。

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まあ、かつて自分が住んでいた県営住宅なんですけど・・・。
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そのとき説明しそびれたんですけど、ここは昔から危険な場所なので家を建ててはいけない場所だったらしいです。そんなわけで、このあたりは、とても安いそうですよ。
でも、土地開発をして家を建てて売りたい業者がそこに目をつけて、土地造成をしてアパートを建てたりしたわけですね。
県営住宅はちょうど谷筋をギリギリ避けて建てられていたんですけど、谷筋にあった家は、もう・・・。
聞いた話ですが、行政の許可を出す担当者は、今でも許可を出したことを後悔しているそうですよ。
ここにも、経済最優先の悲劇があるわけです。
現状では、とにかく砂防ダムをつくって今ここに住んでいる人を守らないとどうしようもないのですが、本当なら、それだけの大金があるならば、危険な場所に住んでいる人を安全な場所に移ってもらうことはできないものか、、とも思います。
ですが、それがそんなに簡単なことではないこともわかっています。とても、難しい。矛盾に押しつぶされそうだ。。(ついでに、砂防ダムの工事をしている関係の方は、とても丁寧に車をとめる場所を案内してくれました)
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こっから見る景色はいいんですよね。。

それから、

アビエルトに行って、大槻さんに昨日の御礼など言いつつ、逆にみんな珈琲をごちそうになってしまった。。大槻さん、ありがとうございました!!!
柚原さんタカノさんが南相馬に帰る前に、もう一度ゆっくりと大槻さんにお会いして頂けたのは本当によかったな!いつか、ホシチカを南相馬で見れたらいいなあ!!

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アビエルトの素晴らしい空間を体感して頂けたのも嬉しかったです!

それから、

まだまだ名残惜しいことばかりですが、それくらいのほうが、また次回の楽しみもできるってことで、皆さんを広島空港へお送りして、

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柚原さんタカノさんは、飛び立っていきました。
空港のお土産屋で、柚原さんはちゃんとカープグッズも買っていました。(笑)

それから、

まだ次の仕事でバタついている柴さんは、翌日が静岡入りということでしたのでこちらに残りました。
それから、みんなでyuさんに報告がてらポレポレに行こう!ってことで最後にもう一度福山まで走り、ポレポレへ。
ポレポレでyuさんに会わないと、なんだか終わった気がしないので。。(笑)
yuさんとたくさんいろんな話をして、これからも、応援ライブを続けていこう!って強く思ったりして、きみちゃんの切れ味鋭いコメントを聞いてなんかスカッとしたりして(笑)、充実した3日間だったことに改めて胸が熱くなりました。。

柴さんは福山泊で翌日新幹線で静岡に行くという事でしたので、カゼアシ組はいつものように広島へ戻る深夜の高速へと。

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すべては、ポレポレとの出会いからはじまったんですよね。
yuさん、福山の仲間、そこから地元の広島につながり、アビエルト、大槻さん達へと。
これから、きっと、地道に少しづつ、本物の気持ちが根をはりながら、広がっていくと思っています。

主役はみなさんの気持ちです。
カゼアシは、ただそれをサポートして繋いでいく有志のひとりにすぎません。
道端の草のようなもんです。まったく、ホントにそんな存在なのですから。(笑)
でも、そんな草の根は、おなじような草の根同士を繋げながら、同志となれる。
誰もが同じ土俵に立ち、力を合わせていける。
行動するためにも、心の根をはろう。
そして大地から何かを受け取っていこう。
(つまり、心の根がしっかり張れていれば、いろいろ右往左往したり、うまくいかないことがあったり、なぜか嫌われたり、悪意ある批判をされたとしても、視野を広く大局を見失わないで、きっとぶれずに行けるということであります。心にひとつ誠の根を張るけれども、足に根を張っちゃいけないこともあるし。それは、動けなくなるから。笑)
芽吹いた小さな葉を太陽にかざそう。
心地よい風の日もあれば、嵐の日もあるけど、
小さな草でも、しっかりと根をはっていれば、
いちばん大事なものは、
いつだってきっと、大地の恵みが教えてくれる。

本当に、関わってくださった皆さんに、心より感謝をこめて。

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これからも皆さんと共に。


PS;
車を出そうとしたら、柴さんが超重たいリュックを車に忘れていることに気がついて、大慌てでそれを背負って(重い!笑)追いかけていったことが、素晴らしい思い出です。(笑)柴さん、どっかでばたっと倒れないでくださいねー!!


by kazeashi | 2016-10-07 12:11 | Small Rock'n Time
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