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SRT.4に向けて不定期便.9

来る11/8。スモール・ロッキン・タイムvol.4 ~福島の今とこれからを応援。ポレポレ方式ライブ~で、ご来場の皆様に配布させていただく「そうまかえる新聞」。
その取り寄せなどのやり取りから、南相馬の柚原さん(MY LIFE IS MY MESSAGE)とも、メールでやり取り&打ち合わせをしたりしています。

その中で、どうしてもワタシの仲間にも伝えておきたいことがあったので、かってながら柚原さんの言葉をちょっと抜粋して紹介させていただきます。(念のため固有名刺は割愛してます。)

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先日お送りした新聞の添書に書かれていた果物で思い出しましたが、
2012年3月、
(※柚原さんが首都圏にいかれる際に)
お土産は何がいいか福島駅で選んでいました。
その時に、お店の前にワゴンを出している方がいたので
何の販売なのか覗いてみたら「干し柿」でした。
それも、6個で1,000円をこえるようなちょっと高級な「干し柿」。

それを作っていた会社は福島市の北に位置する場所のもので、
当時、線量もちょっと高いところのものでした。
勿論、そのワゴンには検査票が貼られていて、
その干し柿が基準を下回っている、或いは、線量がでないもの
である事をうたっていました。

その時に、このおばさんが、どんな悔しい思いで
この干し柿を作って、販売をしているのかなぁと考えると
そのままヒヤカシでワゴンを離れられず、
必然的にお土産はその干し柿になりました。

けど、いざお土産を渡す時に、
何と言って渡していいのか、ちょっと口ごもってしまいました。

メディアでは、「風評被害」という言葉を使いますが、
東京電力福島第一原子力発電所がやったことは全て「実害」。
線量が出ようが出まいが、「実害」だと思っています。

スミマセン。暗い話になりました。

ただ、考え方は色々で、お米にしても、野菜にしても、果物にしても、
福島県産のものは検査をしているから、その部分ではある程度、安心はできるのかなと。

実際に、除染や放射能対策を取らなかった水田から
収穫したお米からは全袋検査の時に基準値を超えたというニュースがありました。

「基準値を下回っている」、と言うことと、「まったくない」
という事は全く違うことなのですが、そのあたりはまた別の機会に。

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柚原さん、伝えてくださって本当にありがとうございます。

かってにご紹介させていただいたことを、どうかご了承くださいませ。

福島駅で干し柿を売られていたおばさんのお話し、心に突き刺さりました。
どれだけ悔しかったことでしょうか。
そして、風評被害も含めてすべては「実害」であるということ。
福島県産の野菜や果物は、むしろ検査をしているから、その部分ではある程度安心だということ。

そして、きっと今日も、日常の中で常に放射線を気にされていること。

(私たちは、まだまだ知らないことがたくさんあります。)
でも、私たち草の根は、今日も、それを忘れていませんから。

ポレポレの仲間と一緒に、その言葉を直接届けに行きます。

(きっとポジティブなエネルギーの連鎖を信じることができる。そのことを、クソッタレのロックンロールに、心から感謝しています)


by kazeashi | 2015-10-10 12:42 | Small Rock'n Time
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